超音波探傷器を製作しました。
超音波探傷器の基本形として、今後この上に追加機能を足して行こうと思います。
今回の超音波探傷器製作では超音波波形信号を自分のプログラムで取り扱える様にするのが大目的で、且つネットワーク対応のラズパイを使いましたので、ここから色々なプログラムを追加して行く事で、所望の超音波信号データ処理を行える道が開けました。
簡単に追加出来そうな機能としては、例えば超音波測定データの自動入力です。
このプログラムに表計算シートを追加すれば、測定しながら順次その測定値をシートに入力して行く事も可能になります。
且つ、WiFiに繋いで、逐次その測定値をサーバーにアップロードする事も可能になります。
既に、このスタンドアローン超音波探傷器に先行して、超音波を測定して波形データをWiFiやLTE経由でPCへ転送・表示・保存するアプリは製作していますので、ネットワーク経由での超音波信号波形データ収集は完了しています。
PCアプリの側はデータ計算を簡便に行える様にPythonにてプログラムしましたので、今後のデータ解析も割り合いと早く追加できるであろうと考えています。
でもやっぱり最近のPCは凄く早くなりましたね。
特にグラフィック系は私が現役開発者だった20年前の100倍以上か、若しかしたら1000倍にも上っている様に感じられます。
なんせ2000年当時はグラフィックを描いているのが目で追える様なPCもありましたので、今回の波形描画もかなり心配していました。
実際にプログラムを書いてみると0.1秒くらい描画が掛かると厄介だなと思っていたグラフ描画が3mSec程度で済んでしまって驚きました。この描画スピードはラズパイ上のC言語でしたが描画の内部計算は浮動小数点での取り扱いだったので最初は「うあわ~、どうしよう、大丈夫か?」と背筋が寒くなっていました。
PC側は実験段階ではネットワーク経由の波形収集・描画を毎秒100回で試してみましたが、動作は通ってしまいました。現実的にはモニタのリフレッシュレートを超えていますので、まるで意味は無いですけど。
しかし、Pythonはちょっと面倒が多いです。C言語ではデータの取り扱いが自由ですけど、Pythonは回りくどい感じがして、無駄な計算ばかり詰めなければならいのが嫌になりました。
まあ、Pythonで作って措くとWindowsでもLinuxでも動作するのは手間が少ないと云えるのでしょうが、やっぱりPythonはストレスが溜まります。
かと言ってPC側もC言語で書けばよいかも知れないのですが、最近のWindowsはプログラミング環境がチンプンカンプン。IDEが2019・2020とかあって、其れ等がバージョンアップじゃなくて並立している???
もう訳が分からないので、PCプログラムはLinuxオンリーにしたくなって来ました。
以上、Bye! by Kisaki.