Ver.1.1の性能を上げ、運用方法を実状に合わせて改善したVer.4.1を製作しました。
運用として、やはり横取りアンプを探傷器に装着した時のバランスが必要でしたので、アンプ本体は極力小型化しました。
電子回路はリード部品と面実装部品を用いた両面実装とし、特に外来ノイズの混入を抑える為にノイズ対策部品は実装面積が大きくなるデメリットはありますが性能を優先してリードを用いる事としました。けれど、リード部品と面実装部品を基板の両面に効率良く配置できたので、基板面積は15x20ミリに収まり、本体の小型化が図れました。
ただどうしてもコネクタ類は大きさを変える事は出来ませんので、本体の大きさの大半はコネクタが占めています。これ以上小さくするには立体実装等の部品配置を行わなければならないでしょう。
電源供給は再び外部供給に戻りました。要は電池とスイッチを付けるとアンプ本体が大きく重くなるので、探傷器コネクタへの負担が懸念された為です。またオシロスコープは現場ではパソコンタイプになりますので、そこから電源が得られる事により、わざわざアンプ本体に電池を付ける必要も無くなった理由にもあります。
オシロで観測すると極性が反転します。同様なアンプ回路ではちょくちょく探傷器から逆流して来るのではないかと思われるバーストノイズが乗ったりしますが、当機ではとりあえず混入ノイズは目立たないです。
By Kisaki.