肉厚の経年変化を観察する方法として、探触子を固定するピースを製作しました。
一般的な経年変化には探触子を観察対象に直接貼り付けるそうなのですが、今回の観察対象は屋外なので直接風雨に曝されます。単純に探触子を張り付けただけでは、剥がれてしまったりコネクタが劣損してしまいます。
また、貼り付ける接着剤は超音波伝達性にトラブルが発生する可能性がありますので、オイル等の信頼性のある伝搬媒質を使う必要もあります。
今回のピースはオイルを探傷面に封入して且つ探触子を風雨に曝さない構造にしました。
副次的に探触子は接着しなくて済みますので、観察終了後も再利用が可能になりました。
By Kisaki.