超音波探触子遅延体 製作

新規製作中の測定機に対応した超音波探触子遅延体を製作。

以前はアクリルを削り出して製作していましたが、アクリルは超音波の伝搬特性が良くないので、別な樹脂にて製作。

アクリルに比べて特性は格段に良くなり、実用に耐え得る伝搬特性となりました。

されど、次のまた新しい測定機では更に上の性能が欲しいので、また色々と試行錯誤してみます。

別に細かいところに拘っている訳ではないです。超音波の伝搬を安定させようとすると樹脂媒体を仲介させる事が有力になりますが、その樹脂を自ら探傷に望まれる形状に成形する必要がありますので、思い付く色々な方法を試しています。

最初はアクリルで良いだろうと安易に考えていましたが、全然駄目でしたので焦りました。加工法も旋盤・フライス盤もありますが、出来れば熱成型で何とかする方法は無いかと思案しています。

製品製造の工作機械は出来れば個人的にでも1年後にNC機を入れられないかと、情報収集を進めていましたが、今回のコロナ禍で様々な計画が保留になり、計画検討の立て直しになりました。と云っても、計画再構築の情報収集で色々と立ち回らなければならないのが、自粛で何処へも行けないので悩んでます。

by Kisaki.