久し振りのアナログ設計!
アナログ設計の醍醐味は何と言ってもフィルタ設計?
かな~???

30年くらい前に買ったアナログフィルタ設計の聖書。我が家の千冊を超える本棚の中で いちばん大切なご本。貪って収集したレアな哲学書・歴史書の大群よりも大事・大切です。

当時の給料では一大決心でした。けど、世紀を超えても未だチャンと使えます。本はボロボロになっちゃいましたけど、本文は健在。古くなっても理論が崩れる訳では無いですね。

で、特定周波数のBPF設計。平凡な3次バターワース。
意味もなく不安がありましたけど、シュミレータで解析しても計算通りの結果になって、安心しています。どっかのwebのシムレータでも似た様な数字でした。
何だか最近はマイコンボードとかデジタルの設計やプログラミングばかりでしたので、自称「アナログ回路設計者」としては「もう出番は終わったかな~?」と寂しくなっていましたけど、旧年通りに復帰できた気分です。
実際には信号処理系の入力段のプリフィルタなので、更にデジタルフィルタを重ねて信号を濾して行きますので、最終の計算結果が目論見通りに仕上がれば万々歳なのですが、最終結果はどうなりますでしょうか?
30年前に設計した時には2.4kHzキャリアAM信号のアーチファクト除去を行いましたが、その時はツボに嵌って「何で?」なマニアックな設計に陥りつつも想定通りの濾過信号が得られて満足しましたが、今回はその10倍周波数×100倍増幅度なので、先ずは入力が綺麗にならなければなりませんのですが、最初の1段目は何とかなりそうですね。
最近は半導体の性能が飛躍的に上がって来ましたので、30年前には実現に回路規模が大きかった物も、今では小規模・省電力で実現できますので、隔絶の感を受けます。色々な設計が自由に実現できる様になって嬉しくもありますが、並行して設計要求も高まって来ていますので、更なる精進が求められる様にもなって来ています。
日々精進!
Bye! by Kisaki.
