予てから、どうやってやろうかと悩んでいた超音波信号の解析。
一応、実験用の岩通のデジタルオシロスコープで信号を観測したりする事は出来ていましたが、どうしてもスタンドアロンのオシロスコープ機はパソコンとの連携がいまいちで、信号データのPCへの取り込みが手間でした。
本当は超音波探傷機から直接PCに超音波信号データを渡せれば良いのですが、その様な探傷機は無いので、試行錯誤している中からAnalogDiscovery2で超音波信号の測定が出来る事が分かりました。
けどAnalogDiscovery2と言っても、PCでオシロスコープアプリを立ち上げて観測するだけならスタンドアロンオシロと大差ないです。
AnalogDiscovery2について調べて行きますと、AnalogDiscovery2にアクセスするプログラムを自作する事が出来るそうでしたので、試しに波形観測アプリを作ってみました。
他の同類のデバイスに対してAnalogDiscovery2は割と資料関係が整っているのではないかと思います。付属のマニュアル類のみで試作アプリを作る事が出来ました。プログラミングの説明として波形測定等の基本動作はサンプルアプリ等もあるので、だいたいそのまま作れば難なく行きます。所々難解な部分もありますが、未だ今のところは試行錯誤のレベルでこなすことが出来ます。因みに今回はC#にて作成しています。
未だ波形取り込みが出来ただけで喜んでいる次元ですが、追々データ計算なども進めて行きたいと思います。また、AnalogDiscovery2はPythonにも対応しているとの事ですので、色々な解析ライブラリの豊富なPythonで動作させようかなとも考えています。
by Kisaki.